はじめに
Linuxのターミナルの色設定が変わってしまった場合の対処方法についてメモしておきます。 Debian 8.10環境を前提にしています。
環境変数TERM
環境変数TERMに設定することで色設定を変更できます。例えば、
$ TERM=xterm-256colorとします。 なお、xterm-256colorの代わりにscreen-256colorを使うと、lessの検索時にヒットした文字列が斜体(イタリック)になり、ひじょーに見にくくなります。
TERMに設定できる値一覧
TERMに設定できる値は、
$ infocmp -Dで表示されるディレクトリ以下にあるファイル名です。
$ infocmp xterm-256colorのように、TERMに指定できる値を引数に指定することで、内部の設定を表示できます。読み方がわかりませんが…。2個指定すると2つの設定の差分が表示されます。
byobu経由
byobu経由でTERMがおかしくなるときは、手動でTERMを設定するか、byobuの設定を変更します。 tmuxバックエンドの場合は、~/.config/byobu/.tmux.conf に
set-option -g default-terminal xterm-256color set -g terminal-overrides 'xterm:colors=256'を追記します。もしかすると2行目は不要かもしれません。 ~/.byobu 以下にも設定ファイルがあるかもしれませんが、有効なほうを変更します。
参考
https://unix.stackexchange.com/questions/179173/make-less-highlight-search-patterns-instead-of-italicizing-them
https://www.tldp.org/HOWTO/Text-Terminal-HOWTO-16.html
追記(2018/9/8)
byobuの起動前後でターミナルの色が異なる場合は、
byobu-disable-promptを実行しましょう。byobuの色設定が使われなくなります。逆に、byobuの設定を使いたい場合は、
byobu-enable-promptを実行します。
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