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2022/12/10

目玉を動かさずに視線を変える

ショウジョウバエ(Drosophila)は複眼の網膜を動かすことで、体や頭を動かさずに見るところを変えられるらしい。

Fenk, L.M., Avritzer, S.C., Weisman, J.L. et al. Muscles that move the retina augment compound eye vision in Drosophila. Nature 612, 116–122 (2022).
https://www.natureasia.com/ja-jp/nature/highlights/118350

網膜を動かす筋肉自体は1970年代に発見されていたが、今回、動きの追跡や固視微動を行っていることがわかったとのこと。

目玉は動かせないけどちょっとだけにしても視線を変えられるとは。

2021/08/01

天の川銀河の構造

2012年の古い記事ですが、天の川銀河(Milky Way)がどのようになっているのか解説されている記事です。

https://www.nature.com/articles/490024a

この記事から9年の間にさらなる発見がありそうですが、どんな姿かざっと知るにはちょうどよいですね。

2010/07/10

Axonal hotspot

脳みそにあるニューロンの話。
ニューロンのシグナルは軸索起始部(Axon Initial Segment, AIS)で
発生するが、そのAISの領域が移動したり広がったりするらしい。
http://www.nature.com/nature/journal/v465/n7301/full/4651022a.html
(Nature Vol.465, pp.1022-1023, doi:10.1038/4651022a)

ニューロンの中心からAISが遠くなると入力に対する
出力が出にくくなり、AISの領域が広がると入力に対する
出力が出やすくなるそうだ。

あるニューロンにどの軸索が接続しているか、と
それらの軸索がニューロンのどの場所につながっているか
で入力シグナルに対する出力シグナルがおおよそ
決まるのだと思っていたが、他の要因もあるとは。
まだまだ分からないことだらけだ。

2010/07/05

脳波でコミュニケーション?

プレスリリース
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2010/pr20100329/pr20100329.html
によると、脳波で話せる機械ができたらしい。
言葉ほど速くコミュニケーションできるわけではないし、
伝えられる種類も512種類なので言葉にしゃべらなくても
いいようになるわけでもないので、話せる人には
意味はないかもしれんが、パーキンソン病みたいに
筋肉が動かせない人には朗報かもしれん。

黙読したら別の人にその内容が伝わるくらいになったら
すごいかもしれんが、まだまだ先のことだろう。

2010/04/04

シャワーヘッドに細菌が

昨年のnatureの記事
http://www.nature.com/nature/journal/v461/n7262/full/461360a.html
によると、シャワーヘッドに細菌がいることがあるらしい。
塩素殺菌されてるだろうと思いきや、塩素耐性菌が生き残るとのこと。
弱っている人は日和見感染してしまうので、気を付けよう。

2009/09/23

温室効果ガス25%削減

日本は温室効果ガスを1990年を基準に25%削減するらしい。
いつも思うのだが、
(1)なぜ1990年を基準とするのか。
(2)25%削減するとどうなるのか。
の2つが報道されない。

(1)は1人あたりの排出量のほうが公平だし、
(2)は達成できても今より温暖化は進む。

もちろん、1人あたりで計算すると先進国が極めて
不利だからだろうし、達成基準なんて「えいやっ」
って決めてるだけだろう。
どうなるかの予測はしてるだろうが。

2008/02/23

ノルウェーで地震

http://www.reuters.com/article/scienceNews/idUSL2173668320080221

ノルウェーのSvalbard列島で地震があった。
記事によるとノルウェーでは史上最大規模の地震だったが
被害はなかったとのことだ。

とはいってもマグニチュード6.2だから
日本からすると大きな地震というほどでもなさそう。

Svalbardの場所は
http://maps.google.co.jp/maps?f=q&hl=ja&geocode=&q=Svalbard&ie=UTF8&ll=78.716316,19.335938&spn=4.428642,30.102539&t=h&z=5

ノルウェーからずいぶん北のほうの島だ。
寒そう…

2007/11/18

ランダムウォークで目的地にたどり着くのは何時?

複雑媒質中の平均初到達時間(First-passage time)の評価ができる一般理論が開発された.
(First-passage times in complex scale-invariant media, Nature 450, 77-80)
http://www.nature.com/nature/journal/v450/n7166/full/nature06201.html

この理論では不規則媒質(disordered media),フラクタルや
スケールフリーネットワークに適用できるらしい。

これよりも平均で早く到達するなら適当に移動するより効率が良いということが分かるわけかな。

2007/11/04

生物系でのLevy flightの存在に疑問が

ワタリアホウドリ(wandering albatross)と鹿(deer)とマルハナバチ(bumblebee)の
探索戦略がlevy flight(http://en.wikipedia.org/wiki/L%C3%A9vy_flight)に従う
との証拠に疑問が呈されている.
http://www.nature.com/nature/journal/v449/n7165/full/nature06199.html

この調査では1992年に行われた調査よりも高精度にアホウドリの飛行時間を
記録できる装置を使用している.その結果,飛行時間の確率分布が
shifted gamma distribution :
f(t)=r^s y^(s-1) e^(-ry)/Γ(s)
に従うことが示された.
指数項は,飛行時間が十分に長くなるとその確率分布が
ポアソン分布に従うことを示している.

2007/10/27

近接連星系での最大の質量を持つブラックホール見つかる

太陽質量の15.65(±1.45)倍のブラックホールが近接連星系で発見された。
http://www.nature.com/nature/journal/v449/n7164/full/nature06218.html
これまでに知られている中では最大の質量のもので、
近傍銀河のMessier 33(M33)の連星系M33 X-7に存在している。
連星系を構成するもう一方の星(伴星)の質量は太陽質量の70.0±6.9倍であり、
ブラックホールはこの星の周りを3.45日周期で回っている。
ブラックホールの質量が観測できたのは、この連星系が食連星であったためである。
つまり、連星系が回転している平面をほぼ真横から観測しているということになる。

なお、単に質量の大きいブラックホールであれば他にも存在が予想されており、
例えば、銀河中心に存在していると考えられているものがある。
その質量は太陽質量の10の6乗倍から9乗倍にもなる。