2011/03/15

吸収線量の計算

川崎市役所付近のデータがあるので大雑把に
吸収線量の計算をしてみる。

4:40分くらいから始まった上昇が2時間後(6:40)に
下降して元と同じくらいに戻るまでの吸収線量は
上昇して下降するまでの形状が三角形で150nGy/hが
ピーク値(値は?)と通常値(40nGy/hとする)の
中間値だとすると、三角形の部分が
(150nGy/h-40nGy/h)×2h = 110×2=220nGy
となり、通常値の部分が
40nGy/h×2h = 80nGy
になる。足すと、300nGyである。

もしこの増加している時間帯に2時間外に出てたとすると、
通常よりも300/80=3.75倍の放射線を受けた事になる。

増加分が220nGyなので、これを等価線量に換算する。
放射線の全てがβ線かγ線だとすると放射線荷重係数は
1なので、単純に単位を変えるだけになる。つまり、
増加分は220nSv。

http://www.city.saitama.jp/www/contents/1189641690509/index.html
によると胸部レントゲン1回につき0.061mSvであるので、
0.061mSv=61μSv=61000nSv
なので、増加分は無視できる。

もし、40nGy/hから150nGy/hに増えたままの状態が
1年間続いたと仮定すると、増加分はおおよそ
110nGy/h × 365日 × 24時間 = 963600nGy/年 = 963.6μSv/年
となる。その場合、1年間で胸部レントゲン15.8回分増える
ということになる。

ということで、増加しっぱなしはあんまりよくない
ことがわかる。

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