はじめに
LVMでディスクを設定します。細かい説明は適当にぐぐってください。
環境
VirtualBox環境で、2GBのHDDを2個目のHDDとして追加しています(/dev/sdb)。 この追加したHDDをLVMにします。OSはUbuntu 16.04.4 LTSです。
まとめ
$ sudo parted /dev/sdb $ (parted) mklabel gpt $ (parted) mkpart base-partition 0% 100% $ (parted) set 1 lvm on $ (parted) quit $ sudo pvcreate /dev/sdb1 $ sudo vgcreate vg0 /dev/sdb1 $ sudo lvcreate -l 100%FREE -n lv0 vg0 $ sudo mkfs.ext4 /dev/vg0/lv0 $ sudo mkdir /disk1 $ sudo mount /dev/vg0/lv0 /disk1
詳細
- まずは元にするパーティションが必要なので、partedで作成します。
$ sudo parted --list
で一覧を取得して、対象となるデバイスを選びます。 不明な点があればman partedを読みましょう。 parted --helpは内容を知っている人向けです。 - 選択したデバイスを指定してpartedを起動します。
$ sudo parted /dev/sdb
- パーティションの情報を表示します。
(parted) print ... パーティションテーブル: unknown ...
- パーティションの管理方式をGPTに変更します。
(parted) mklabel gpt (parted) print ... パーティションテーブル: gpt ...
- パーティションを作成します。
(parted) mkpart base-partition 0% 100% (parted) print モデル: ATA VBOX HARDDISK (scsi) ディスク /dev/sdb: 2147MB セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B パーティションテーブル: gpt ディスクフラグ: 番号 開始 終了 サイズ ファイルシステム 名前 フラグ 1 1049kB 2146MB 2145MB base-partition
man partedで表示されるマニュアルでは、mkpart part-type [fs-type] start end Make a part-type partition for filesystem fs-type (if specified), beginning at start and ending at end (by default in megabytes). part-type should be one of "pri‐ mary", "logical", or "extended".
と書かれていますが、第1引数に指定した文字列は、パーティションの名前になります。 - LVM用のフラグを立てます。
(parted) set 1 lvm on (parted) p モデル: ATA VBOX HARDDISK (scsi) ディスク /dev/sdb: 2147MB セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B パーティションテーブル: gpt ディスクフラグ: 番号 開始 終了 サイズ ファイルシステム 名前 フラグ 1 1049kB 2146MB 2145MB base-partition lvm
parted上での作業は完了ですので、quitで抜けます。 - Physical Volumeを作ります。
$ sudo pvcreate /dev/sdb1
sdbではなく、sdb1を指定します。 結果は$ sudo pvdisplay
で確認できます。 - Volume Groupを作ります。
$ sudo vgcreate vg0 /dev/sdb1
結果は$ sudo vgdisplay
で確認できます。 - Logical Volumeを作ります。サイズ指定なら
sudo lvcreate -L 1.996GiB -n lv0 vg0
全て使うならsudo lvcreate -l 100%FREE -n lv0 vg0
とします。 出来上がったサイズは$ sudo lvdisplay --- Logical volume --- LV Path /dev/vg0/lv0 LV Name lv0 VG Name vg0 ... LV Size 2.00 GiB ...
で確認できます。 - ext4でフォーマットします。
$ sudo mkfs.ext4 /dev/vg0/lv0
- 出来上がったディスクをマウントします。
$ sudo mkdir /disk1 $ sudo mount /dev/vg0/lv0 /disk1 $ df Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on /dev/mapper/vg0-lv0 2027408 3072 1903300 1% /disk1
マウントするときは、UUIDでも可能です。$ blkid /dev/mapper/vg0-lv0: UUID="0805787f-b7a0-488a-9321-ed7ed77322ab" TYPE="ext4" $ sudo mount UUID=3be08a7c-449a-4d74-b576-1064ef72a7ef /disk1
fstabに追加したいときは、$ man fstab
を参照するかぐぐりましょう。