J-PlatPatが更新されて、いい感じに使いにくくなったので、とりあえずの検索をするときの使い方をメモしておきます。
投稿日時点の使い方なので、今後使い方が変わっていく可能性はあります。(そもそもずいぶん前に更新されていたのかもしれません)
ざっくり調べたいときは、全文検索かつキーワードをANDでつなげたいことが多いです。
Googleの検索と同じですね。
選択入力
「選択入力」を使うときは、「検索項目」を「全文」に設定して、キーワードに1単語ずつ入力していきます。1単語ずつ!、です。複数単語を入れるとORになります。
残念なことに指定したい単語の数が多いと、この作業はとても手間がかかるので、「論理式入力」を使ったほうが簡単です。
論理式入力
論理式入力で全文検索かつANDで単語をつなげるには、例えば
機械学習/TX*分散処理/TX*プロトコル/TXまたは、
(機械学習*分散処理*プロトコル)/TXのように指定します。*がAND式で、/TXが全文を対象にする式(構造タグ)です。
使える演算子について
ヘルプには記載されているのですが、見たら分かるであろう画面の使い方が記載されている部分が多く、見つけるのに時間がかかったので、ここにURLを貼っておきます。 [条件式一覧]
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/help/ja/p01/arithmetic.html
の「使用できる演算子について」を開くと読めます。簡単に書いておくと、
* AND
+ OR
- NOT
[ ] 演算順位の変更(+と-を*より強くするときなどに使う)
( ) /以降をまとめる
例:
('Liquor'*['Wine'-'Japanese beer'])/TX
[構造タグ一覧]
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/help/ja/p01/p0101.html#9994
使用頻度が高そうなものをピックアップしておきます。
TX 全文
AB 要約/抄録
CL 請求の範囲
FI FI
FT Fターム
IP IPC でしょうか。
文献内検索
さて、そうして見つけた文献を表示して、ブラウザの検索機能で当該箇所を探そうとすると、全文が表示されていないため、全文検索ができません。そこで、「要約」「請求の範囲」「詳細な説明」を1つずつ開いておきます。幸いにも、次の文献を表示したときにまた当該項目が閉じられてしまうことはないので、多少はましでしょうか。サーバーの負荷を下げたい一心で設計したんでしょう。手間がかかってしかたがないですね。
また、文献サイズが大きいと、一度に表示できずに分割されてしまいます。
そのため、ブラウザの検索機能を使って全文を検索できません。
そういった場合は、仕方がないので、
- pdf出力をする
- Google patentで検索する
にしましょう。
そもそも最初からGoogle patentでいいのかもしれませんね。