ラズパイマガジン2016年6月号と2017年2月号をみながら、
温度計を作成してみました。
回路と測定用のコードは、2017年2月号 p.21の下側(26番)そのままに作成しました。
コードはラズパイマガジン2017年2月号の読者限定サイトからダウンロードしてください
(書籍を購入すればわかります)。
使用したサーミスタは103AT-2で、[1]によると、25℃での抵抗値が10kΩ、B定数が3435K。
Wikipediaのサーミスタの説明[2]から、サーミスタの抵抗値Rから温度を求める式は、
1T=1T0+1B∗log(RR0) ⋯式(1)
となります。上記サーミスタの場合、T0=25℃(=298K)、R0=10000Ω、B=3435Kとなります。
ADコンバータは電圧をデジタル値に変換してくれるので、得られる電圧から抵抗値に
変換します。
[電源3.3V]→[サーミスタ]→*→[抵抗10kΩ]→[GND]
でつないでおり、抵抗の前後の電位差Vfが得られます(*の場所で測定、下の写真の緑色の線を参照)。
サーミスタ前後の電位差をVsとすると、
Vs+Vf=3.3
VsRs=VfRf
より、
Rs=RfVf(3.3−Vf)
となります。(式1)のR にRsを代入すると、測定値Vfから温度T が得られます。
なお、計算時の温度の単位はK(ケルビン)です。
以下は、作った回路の写真です(サーミスタにはピントが合っていないのでぼやけています)。
--- 参考URL ---
[1] http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-07258/
[2] https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%82%BF
0 件のコメント :
コメントを投稿