解説記事
Nature 486, 41-42 doi:10.1038/486041a
LETTER
(1)Nature 486, 113-117 doi:10.1038/nature10958
(2)Nature 486, 118-121 doi:10.1038/nature11110
脳のカラムの作られ方は、解説記事の図1そのままではあるが、
1. 胚発生時、分裂したニューロンが皮質の表面に向かって並んでいく。
こうして並んだニューロンが兄弟ニューロン。
2. 出生後の発達時、兄弟ニューロンはギャップ結合と呼ばれる穴でつながり
(樹状突起同士でつながる)、互いに電流が流れるようになる
3. その後、ギャップ結合は消失し、兄弟ニューロン間でシナプスが形成される。
4. 最終的に、兄弟ニューロンが類似の応答をするようになる。
ということである。
ギャップ結合をなくすことで3.が起きないことは(1)が示し、
4.が起きないことは(2)が示した。
ギャップ結合の阻害はレトロウィルスを使った変異を利用するか、
ギャップ結合遮断薬を用いることで実現している。
2.は阻害せず、3.を阻害すると4.はなくなるのだろうか?
気になる。
なお、上記の話は全てマウスに関するものである。
2012/06/19
脳のカラムの作られ方
時刻
23:06
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